1月21日(土)13時公演を天王洲銀河劇場で観ました。
茅田砂胡の長編冒険ファンタジー小説の舞台化です。
脚本・演出は宝塚歌劇団出身の児玉明子です。
主人公ウォル(蕨野友也)は前デルフィニア国王の妾の子であったために、ペールゼン侯爵(山本亨)の陰謀によって王位を追われて城を脱出します。
その命を狙って次々と刺客が襲いかかりますが、単身で戦う若きウォルの前に異世界から落ちてきたという謎の美少女リィ(佃井皆美)が現れます。
リィは、輝く金髪と緑の瞳を持ち、また超絶的な戦闘能力を持つ剣士です。
アクションの得意な佃井皆美が、激しい立ち回りも軽快に演じています。
瞳と同じ緑の宝石をはめ込んだ銀環を頭につけ、また、多くのキャストが黒っぽい衣裳の中、一人白い衣裳で目立っていました。
ペールゼン侯爵の山本亨もアクションが得意な俳優です。
舞台「真田十勇士」ではいきなり冒頭シーンで華麗な殺陣を見せて登場しましたが、今回は重厚なセリフ中心で脇を固める存在です。
が、やはり最後にはウォルとの決闘シーンが見せ場でした。
原作は全18巻(中公文庫)の長編です。
今回の舞台は「第1章」となっていて続編がありそうです。
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