6月30日(金)12:30公演を初台の新国立劇場中ホールで観ました。
新国立劇場では、日本の近代演劇に大きな影響を与えた海外戯曲を新たに翻訳し、現在によみがえらせる取り組みを行っています。
今回はその第11弾で、1939年にニューヨークで初演された作品です。
舞台は、サンフランシスコの波止場の外れにある場末の酒場。
そこには様々な客がやって来ては酒を飲みながらそれぞれの人生の想いを語っています。
自称女優の魅惑的な女性キティ(野々すみ花)もそんな客の一人です。
そして客のトム(橋本淳)はキティに恋していますが思いを打ち明けられずにいます。
野々すみ花(91期)は、宝塚ではダンス、芝居、歌の三拍子を兼ね備えた実力派で、ショートカットが似合う娘役でした。
退団後はミュージカルだけでなくテレビドラマでも活躍しています。
今回はストレートプレイですが、ショートカットのままで可憐な美しさは今でも変わりませんでした。
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