8月11日(金)19時公演を新宿ゴールデン街劇場で観ました。
4月に上演された作品の4ヶ月足らずでの再演です。
江戸川乱歩の長編小説「孤島の鬼」から「秀ちゃんの手記」だけを抜き出した作品です。
秀ちゃん(月船さらら 82期)と吉ちゃん(若松力)は異性の結合双生児(シャム双生児)。
生まれてから土蔵の中で隔離されて成長し、思春期になり、秀ちゃんは外の世界に興味を示しますが、吉ちゃんは大好きな秀ちゃんと一緒にいられればいいと思っています。
キャストは4人ですが、ほとんど月船さららのモノローグ劇です。
机に向かって手紙を書きながら、客席に向かって語りかけながらの70分です。
膨大なセリフを記憶し、棒読みではなく、秀ちゃんの悲しさや切なさの心情をしっかりと表現できる演技力に感心しました。
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