8月20日(日)14:00公演を渋谷のシアターコクーンで観ました。
作は「イキウメ」の前川知大、演出は「阿佐ヶ谷スパイダース」の長塚圭史、同年代の話題のコンビです。
地方都市のとある劇場のリハーサル室で演劇の稽古が行われています。
その台本は「PLAYER」。
ある女性の遺体が発見され、自殺か事件か、謎を追う刑事(藤原竜也)。
女性はカルト的な瞑想集団のメンバーでした。
集団の代表(仲村トオル)は、人は瞑想を深めていけば肉体は死んでも意識だけは残り存在し続けると主張します。
そしてその意識は友人たちの記憶を接点に友人の体に入り込みその口を借りて発言するというのです。
キャストは、リハーサル室に集まった役者という役を演じる一方、稽古中は「PLAYER」の登場人物を演じ、さらに死んだ友人の意識が体に入り込み自分で
はない言葉をしゃべるという、かなり難解で複雑なストーリーになっています。
特にラストシーンでは、もう一人の刑事(高橋務)が死者に憑りつかれた状態になって集団の代表をバットで殴り殺しますが、突然なぜそうなるのかわか
りません。
不気味で超常的な世界が描かれているので、あまり理屈を考えない方がいいのでしょうか。
真飛聖(81期)は演出家の役でしたので、その存在はわかりやすくてよかったです。
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