5月1日(月)19:00、2日(火)14:00と2回続けて、すみだパークスタジオ倉で観ました。
石炭産業が斜陽に向かう頃、遠賀川で舟運業を営む父親(佐藤誓)と4人の娘の物語です。
頑固で川筋者の父親は船乗りとしてあくまで衰退していく舟運にこだわっています。
長女(板垣桃子)は時代の流れでトラック運送を始め、次女(井上カオリ)は食堂を切り盛りし懸命に生きています。
三女(みょんふぁ)は少女の頃の心の傷を抱え引きこもり、四女(大手忍)は母親違いの娘です。
筑豊弁の荒っぽいセリフが飛び交い、娘が包丁で父親を刺すような壮絶な家族の姿が描かれています。
キャストも個性豊かにそれぞれの役を熱演しています。
井上カオリ(椿組)が当時の西鉄ライオンズのチームロゴをあしらった帽子をかぶっているのが見ものです!?
登場人物を丁寧にそして生々しく書き分け、笑いもあり涙もありの台本の良さが光る舞台でした。
|