9月23日(土)18:30公演を初台の新国立劇場小劇場で観ました。
シス・カンパニーとKERAが組み、チェーホフ四大戯曲上演シリーズの第3弾です。
大学教授を引退したセレブリャーコフ(山崎一)は、若き後妻エレーナ(宮沢りえ)と田舎に戻って来ます。
田舎の屋敷では、先妻の兄ワーニャ(段田安則)と先妻の娘ソーニャ(黒木華)がつましく暮らしていました。
いつも機嫌が悪く尊大な態度の元教授、夫への不満を抱え義理の娘とも不仲のエレーナ、2人が戻って来てからは屋敷の生活は一変します。
屋敷には常に重苦しい空気が立ち込め、不満や不安がぶつかり合います。
キャストは9人、それぞれが個性的な演技で存在感がありました。
激しい感情の起伏を演じるメインの役と、物静かで穏やかな演技の脇役に分かれ、互いに相手を引き立て、その対比が面白かったです。
ギターの生演奏があり、登場人物の心情を表現しているようです。
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