5月26日(木)19:30公演を三鷹市芸術文化センター星のホールで観ました。
作・演出の松本哲也は宮崎出身で、故郷を舞台に宮崎弁のセリフにこだわっています。
母が亡くなった通夜に、兄(松本哲也)が妹(川村紗也)と向かい合っています。
妹は宮崎の実家を出て上京したまま音沙汰がなく母を見舞いに帰ることもなく、突然の帰郷に兄は怒りがこみ上げます。
さらに妹は兄よりも年上の恋人(瓜生和成)を同伴し、兄の怒りは増幅します。
登場人物は6人。見ごたえのあるセリフ劇でした。
「山笑う」は俳句の季語で、木々が一斉に芽吹き始め、いかにもはなやかな春の山のおもむきをいうそうです。
舞台は切ない物語でしたが、兄妹は対立を乗り越えてその明るい未来を予感させているようです。
|