渇愛 名取事務所 平成30年3月11日(日)14:00 小劇場B1


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3月11日(日)14時公演を下北沢の小劇場B1で観ました。
台本は韓国のキム・ミンジョン(女性)の書き下ろし、名取事務所のプロデュース公演です。

韓国のある家庭の人間関係が崩れていく過程が描かれています。
妻の母は霊的な儀式を司る「ムーダン(巫堂)」であり、妻もまた突然、神がかりの状態になります。 そして妻はムーダンになるのが自分の運命と話しますが、夫は強く反対します。
激しい言葉がぶつかり合うだけでなく、身体的にも激しいやり取りがありました。
骨太の作品ともいえるのですが、暴力的なシーンが多く、照明も暗く重苦しい感じになっています。

みょんふぁは踊り子の役で登場します。 キャストとの絡みやセリフはなく、自ら振付を担当し、「ムーダン(巫堂)」の世界をイメージしているような踊りでした。

終演後、アフタートークがありました。
プロデューサー(名取敏行)の舞台づくりの好みが、“過剰”“過激”“極端”にあるようで、このような作品になったそうです。
キム・ミンジョンも来日していて、韓国では今でも占いをするムーダンの文化が根付いていて、今回の作品は実在の事件をモチーフにしているようです。
演出の寺十吾からは、演出上の効果からあえて照明は暗くしたとの説明がありました。


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