6月20日(水)11時公演を外苑前の日本青年館ホールで観ました。
2004年に宙組(大和悠河)と月組(大空祐飛)で初演された作品です。
狂騒の20年代と呼ばれるアメリカ合衆国の1920年代に華々しく登場した小説家スコット・フィッツジェラルドの栄光と挫折が描かれています。
主役の月城かなと(95期)は、2時間出ずっぱりの大熱演でした。
作家としての賞賛を受けながらも、次第に挫折し苦渋に満ちた日々を送るスコットの心情の動きを豊かに演じていました。
暁千星(98期)は、無名からやがてスコットのライバル作家となるヘミングウェイ。
私と誕生日が同じ英かおと(99期)はスコットの妻の浮気相手の海軍士官。
キャストは17人と少なく、一人一人が丁寧に書き分けられていて、それぞれの演技にも存在感がありました。
建て替えられた日本青年館で観るのは今回が初めてでした。
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