1月14日(日)13時公演を下北沢の「劇」小劇場で観ました。
碧さやか(脚本・演出)と岩崎友哉(映像)が立ち上げた傘碧舎(さんぺきしゃ)の旗揚げ公演です。
碧さやかによると今回の公演は、「舞台のような映画のような、舞台でもない映画でもない、日記と詩から始まったインスタレーションのような作品」だそうです。
1時間ほどの上演でしたが、確かに普通のお芝居ではありませんでした。
天井からピンクの公衆電話が吊り下げられ芝居の小道具として使われたり、舞台前面には開閉する幕があり映像が投影されたりします。
芝居と映像を同時並行的に使って舞台という空間全体を作品化し、観客は芝居や映像を個々に鑑賞する(観る)というより、その空間自体を体験(感じたり、考えたり)するように
意図されているのでしょうか。
小さな舞台空間を作者の感性で構成・演出する、なかなか意欲的な試みでした。
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