4月1日(日)19時公演を下北沢の「劇」小劇場で観ました。
有田杏子が主宰する野生児童の第5弾です。
中国生まれの母(みょんふぁ)は日本人と結婚し日本にやって来て暮らします。
3人の子供にも恵まれますが、やがて心の病に侵されます。
夫と子供たちは母の病気を理解できず、母の世話を互いに押し付け合い、家族はバラバラになっていきます。
母の病名は「統合失調症」、本人も病気であることを理解できない病です。
家族全員が心の葛藤に苦しみ、衝突も繰り返します。
この難しい母親の役をみょんふぁが丁寧に演じて求心力のある存在になっています。
観客にとっても重く苦しいテーマをぶつけられ観るのがつらい舞台ですが、見応えがありました。
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