2月4日(月)19時公演を座・高円寺1で観ました。
かつて新宿を拠点に演出家・蜷川幸雄とコンビを組んで若者の人気を集めた清水邦夫の作品です。
その後、商業演劇に転向した蜷川幸雄の演出により1982年に、多くのOGが出演し日生劇場で初演されています。
戦前、ある地方都市のデパートに石楠花少女歌劇団が結成され、風吹景子(松本紀保)と弥生俊のトップコンビが人気を博していました。
しかし、戦争で団員はバラバラになり、あるいは亡くなり、俊の行方も分かりません。
空襲のため、景子は頭に傷を負い記憶をなくし「少女のままで」で戦後を生きています。
景子のファンクラブ「バラ戦士の会」(池下重大ほか)は、景子のために団員を呼び戻し「ロミオとジュリエット」の上演を計画します。
麻乃佳世(74期)は、最初は美しい着物姿で登場し、劇中ではソロで歌も披露し、大勢のジュリエットの一人ですが目立つ役でした。
松本紀保は主役のジュリエットですが、周りのうまい役者に比べて滑舌の悪さが目立っていました。
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