11月22日(金)15時公演を下北沢の小劇場B1で観ました。
入院している母親は余命わずかの宣告を受けていますが、それを知る父親は家族に打ち明けていません。
30歳を過ぎた長男は引きこもったままで、父親は、長男に会いたがっている母親の見舞いに行くよう強く言いますが、長男は反発するだけで全く外に出ようとしません。
作・演出の深井邦彦は、「人間として生きる言い訳」を繰り返す引きこもりを描いた、と語っています。
母親の死をきっかけに長男の心は開かれますが、“時すでに遅し”です。
観客としては少し抵抗感を感じるような、暗くて重いセリフが目立っています。
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