1月12日(土)19時公演を下北沢の本多劇場で観ました。
徳島出身の主人公・横山武一(泉知束)は、戦後、命からがら地元に帰りますが、たった一人の母はすでに亡くなっていました。
田舎に見切りをつけて東京に出た武一は、木場で材木商店を経営する吉岩伝五郎(浜谷康幸)に出会い、そこで働くようになります。
しかし、武一が来てから何故かお店では夜に材木がなくなり、互いに疑心暗鬼に陥ります。
武一は犯人ではなく、思いがけない結末が明らかになります。
伝五郎は日頃から従業員に阿波踊りの練習をするように命じていました。
現実の苦労や悩みも忘れ、誰もが一つになれる阿波踊り。
ラストシーンでは、みんなの心のわだかまりもすべて吹き飛ばすかのように踊りの輪が広がります。
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