8月7日(水)、日比谷の帝国劇場で観ました。
1996年に一路真輝(68期)のサヨナラ公演として初演され、これまでに何度も再演されている宝塚の代表的な作品です。
東宝版も2000年に初演され、今回が10度目の上演になります。
メインの役はダブルキャストですが、今回観たのは、
エリザベート:愛希れいか(95期)
トート:井上芳雄
ルキーニ:成河
フランツ・ヨーゼフ:田代万里生
ゾフィー:涼風真世(67期)
ルドルフ:木村達成
です。
愛希れいかは昨年、月組のトップ娘役として宝塚を卒業し、そのサヨナラ公演で演じたエリザベートを再び演じています。
宝塚では自由奔放なエリザベートをのびのび演じていた感じですが、今回その雰囲気は消えて少し重い感じの演技になっています。
宝塚版はトートが主人公でエリザベートとの愛が中心の物語になっていますが(これには批判もあり)、東宝版では本場ウイーン版のようにエリザベートが主役でトートとのからみは多いのですが、ハプスブルク家の滅亡が描かれているため、演出も意識的に変わっているように思います。
かつてエリザベートを演じた涼風真世が、前回に続きゾフィーを演じ、安定感のある演技で舞台を引き締めています。
チケットは全日程が完売になっていて、この日もキャンセル待ちの行列ができていました。
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