12月16日(月)14時公演を西池袋のスタジオPで観ました。
ひめゆり会館に一人の老女(麻乃佳世)がいて、訪れる人に「ひめゆり学徒隊」の悲劇を語り伝えています。
米軍の沖縄上陸が迫り、女学生たちも看護要員として動員され、最後には多くが命を落としていく過程が朗読劇で再現されています。
武器も食料も乏しいなかで、捕虜になることもできず、敵弾に倒れるか自決するしかない極限の状況が真に迫り、心が痛みます。
老女は幸運にも生き延びた生徒という設定です。
那覇市栄町一帯は戦前、「ひめゆり学徒隊」の母校である沖縄師範学校女子部(女師)や県立第一高等女学校(一高女)があった場所です。
1967年に「ひめゆり同窓会館」が建てられ、老朽化していた建物が一昨年に改修され、女学生たちが生きていた証を今に残しています。
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