1月14日(月祝)17時公演を初台の新国立劇場中ホールで観ました。
龍真咲と早乙女太一が共演し、作・演出がG2の話題作です。
黒船来航により、長く平和だったわが国は開国か攘夷で騒然となります。
外国に侵略されようとする日本を、5人の泥棒たち「白浪五人男」が力を合わせて救おうと活躍します。
龍真咲(87期)は赤星十三郎と武家の娘・小夜、早乙女太一は弁天小僧と花魁を演じます。
殺陣、歌、ダンス、生演奏、映像などを駆使した“音楽活劇”です。
前評判で期待は大きかったのですが、ちょっと期待外れでした。
龍真咲は、凛々しい立ち姿で殺陣では頑張っていましたが、持ち前の歌唱力がなぜか音と合っていません。
早乙女太一の殺陣も普通の動作で、本来のスピーディーで華麗な動きは見られませんでした。
女形にもなるのですが、立ち姿だけで妖艶な舞いはありませんでした。
舞台装置も簡素・貧弱で、中劇場の4面舞台を活用できていません。
主演二人の持ち味が十分に生かされていない演出に疑問を感じる舞台でした。
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