マスカレード・ホテル 花組 令和2年1月24日(金)15:00 日本青年館ホール


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1月24日(金)15時公演を外苑前の日本青年館ホールで観ました。 原作は、東野圭吾の長編ミステリー小説で、映画化もされています。

東京都内で3件の連続殺人事件が起き、現場に残された暗号を解読すると、第4の殺人が「ホテル・コルテシア東京」で起こることを予告しています。 事件を防ぐため潜入捜査を行うことになり、刑事・新田浩介(瀬戸かずや 90期 映画では木村拓哉)はホテルのフロント係に扮し、その指導を担当するのは、優秀なホテル従業員の山岸尚美(朝月希和 96期 長澤まさみ)です。

刑事とホテル従業員、まったく職業の異なる二人は初めは衝突を繰り返しますが、次々に登場する怪しい客にそれぞれの立場で協力して対応していく中で、次第に信頼関係が生まれます。

映画を先に観ていたので犯人(音くり寿 100期 松たか子)も分かっていたのですが、犯人にたどり着くまでの緊迫感が舞台でもうまく表現されていて引き込まれます。原作ものとはいえ映画を観ている観客が多いことを意識してストーリーや場面が作られたようです。

朝月希和は元々花組ですが、11月に雪組から2年ぶりに戻って来てのヒロインです。しっかりした演技で優秀なホテル従業員という雰囲気がよく出ていました。 が、舞台では山岸と犯人の過去のやり取りが再現されていないため、なぜ犯人が山岸を殺そうとしたのか、その動機が分かりにくくなっています。


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