月組にはコメディタッチの作品がよく似合っています。
明るく軽快で、大勢が登場するにぎやかさに観客も楽しい気分になります。
日本語版なので「コクニー訛り」の感じがわかりませんが、ビルやサリーがコクニー訛りを直して 上流階級の話し方を教育されるという設定は「マイ・フェア・レディ」を連想させます。
退団する彩乃かなみは、娘役でも上品さや華やかさではなく下町娘の「粗さ」をうまく出して いました。
出雲綾も退団ですが、存在感があります。フィナーレではエトワールを務めています。
もうこの迫力ある?歌が聞けないと思うと淋しい感じもします。
ジャッキー役は明日海りおです。ビルに迫る女っぽさが光っていました。
弁護士役の未沙のえるはとても愉快な存在です。
ランベス・ウォークの場面では客席からすぐには手拍子がなく、舞台上の生徒が音頭をとっ
て始まりました。
東京公演は今日が2日目ですので、観客の“乗り”が“いまいち”だったのでしょうか?
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