安蘭けいファンとしては、今日(5月26日)は待ちに待ったお披露目公演の観劇でした。
「さくら」は華やかで、明るく、楽しい舞台でした。 着物や日本舞踊のことはよくわかりませんが、美しい舞台と衣裳でした。 手のひらから桜の花びらがひらひらと落ちていく様は、文字どおり手品のようでした。
頭の上に灯籠を乗せた踊りがありました。 熊本県山鹿市で毎年夏に行われる山鹿灯籠祭が参考になっているようです。 この祭りもタカラヅカと同じく踊り子は未婚の女性に限られています。 灯籠は和紙と糊だけで作られていて「紙の芸術」と言われています。 もう10年近く前になりますが、熊本で3年間仕事をしていました。 我が家にも飾っています。(写真)
松本悠里も年齢?を感じさせないあでやかな踊りでした。 涼紫央の山法師役がコミカルで、とても面白い場面でした。
「シークレット・ハンター」も陽気な南国ムードあふれる愉快な舞台でした。 今日はVISAの貸切公演で、王冠を盗みに入った時のアドリブは「VISAカードでマッサージチェアを買おう」でした。
プログラムの理事長ごあいさつに「作・演出は本作が大劇場デビューとなる児玉明子でございます。」とあります。 以前、盗作と騒がれた「月夜歌聲」を作・演出した当人です。 今回も往年の名画「ローマの休日」と似ていますが、あえてダゴベールのセリフのなかでそのことに触れていました。 著作権問題を回避するための配慮なのでしょう。
涼紫央は、こちらでは主人公の二人を見守る物静かな役を演じていました。 和涼華は、銃を乱射するという物騒な役でした。 この二人の「涼」に注目しています。
最後に、できれば安蘭けいのもう少しのびやかな歌声を聞きたかったと思うのですが・・・。
明日また観る予定です。
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