細雪 平成20年6月21日(土)12:00 帝国劇場


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メディアでは姉妹役の女優4人の登場や豪華な着物が話題になっています。
それはそれとして見応えのあるすばらしい舞台でした。

檀れいは婚期が遅れている三女雪子役です。
二人の姉に従い、ひかえ目な性格ですが、芯は強い女性を演じています。
長女鶴子(関根惠子)は時代の流れに取り残されていく老舗の「家柄」や「のれん」にこだわる昔 気質の女性です。
次女幸子(賀来千香子)は雪子の縁談の世話をするとともに、自由奔放に生きようとして問題を起 こす四女妙子(中越典子)にも理解を示します。
このため長女と対立が絶えません。

四姉妹中心にドラマは進行し、男性陣は脇役に徹しています。
名家の没落とともに上流階級としての華麗な暮らしが消えていく“はかなさ”が観客の胸を打ちま す。
それも時代の流れであり、四人それぞれにまた新しい生き方が待っているような余韻も感じられる 舞台でした。

今回はプレリザーブで購入したチケットです。
最前列のXA列のセンターでしたが、特に見づらくはありません。
顔も着物も良く見えました。檀れいが一番美しかったです。

帰り道、昨日オープンしたアン有楽町店に立ち寄りました。
帝劇とは地下鉄有楽町駅の地下通路でつながっています。
店内を見ただけですが、明るい雰囲気でした。


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