今日(25日)13:30の公演を観ました。
25年前のハリウッド映画「マドンナのスーザンを探して」が、おととしロンドンでブロンディのヒット曲を使ったミュージカルとして新たに舞台化されたものです。
タイトルロールのスーザン役は真琴つばさ(71期)と香寿たつき(72期)のダブルキャストです。 主役のロバータは四季の看板女優だった保坂知寿ですが、四季の舞台は観ていませんのであまり知りません。 ロバータの義姉役は当初大浦みずき(60期)でしたが急病のため、杜けあき(65期)に代わっています。
自由奔放に生きるスーザン、退屈な日々を送っている普通の主婦ロバータ、この二人のドラマです。 平凡な日常に飽きているロバータは「どうしようもなくスーザンを探している」という奇妙な新聞広告を目にし、見知らぬスーザンに憧れ、スーザンを探しに出かけます。そして事件に巻き込まれ、記憶喪失になり、ストーリーは展開します。 ロバータの運命はどうなるのか、結末は舞台を見てのお楽しみです。 歌、踊りだけでなくストーリーもとても面白い舞台になっています。
客席は600人ほどですが、演出のG2(これが演出家の名前です)は大劇場でなく小振りの劇場で客席と一体感のあるミュージカルにしたかったそうです。 真琴つばさは、「私にとって本格的なミュージカルに初挑戦」、「宝塚退団後、初めて外国人の名前の役」だそうです。 ロバータとスーザンの二人が舞台の上で絡むのは最後の場面だけです。 真琴つばさのほっそりとしたスタイルの良さが目立っています。 杜けあきは今も端正な美しさです。 大浦みずきはシアタークリエの5月公演「この森で、天使はバスを降りた」にも出演予定でしたが、引き続き休演のため、こちらは同期の剣幸が代役のようです。
カーテンコールが何度も続きました。 最後はスーザンの恋人役の吉野圭吾に抱っこされた真琴つばさが客席に“バイ、バーイ
”と手を振ってお開きになりました。 袖に下がる時、吉野圭吾が「軽い!軽い!」と言っていました。
芸術座の跡地にできたシアタークリエは、おととし11月のオープンです。 東京宝塚劇場から工事中の様子を見ていましたが、舞台を観るのは今日が初めてです。 ホームページによると、20代から40代の女性の観客をターゲットにしていて、支配人もプロデューサーも全員女性だそうです。 男性客は1割くらいでしょうか。 |