スーザンを探して 東宝 平成21年1月25日(日)13:30 シアタークリエ

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今日(25日)13:30の公演を観ました。

25年前のハリウッド映画「マドンナのスーザンを探して」が、おととしロンドンでブロンディのヒット曲を使ったミュージカルとして新たに舞台化されたものです。

タイトルロールのスーザン役は真琴つばさ(71期)と香寿たつき(72期)のダブルキャストです。
主役のロバータは四季の看板女優だった保坂知寿ですが、四季の舞台は観ていませんのであまり知りません。
ロバータの義姉役は当初大浦みずき(60期)でしたが急病のため、杜けあき(65期)に代わっています。

自由奔放に生きるスーザン、退屈な日々を送っている普通の主婦ロバータ、この二人のドラマです。
平凡な日常に飽きているロバータは「どうしようもなくスーザンを探している」という奇妙な新聞広告を目にし、見知らぬスーザンに憧れ、スーザンを探しに出かけます。そして事件に巻き込まれ、記憶喪失になり、ストーリーは展開します。
ロバータの運命はどうなるのか、結末は舞台を見てのお楽しみです。
歌、踊りだけでなくストーリーもとても面白い舞台になっています。

客席は600人ほどですが、演出のG2(これが演出家の名前です)は大劇場でなく小振りの劇場で客席と一体感のあるミュージカルにしたかったそうです。
真琴つばさは、「私にとって本格的なミュージカルに初挑戦」、「宝塚退団後、初めて外国人の名前の役」だそうです。
ロバータとスーザンの二人が舞台の上で絡むのは最後の場面だけです。
真琴つばさのほっそりとしたスタイルの良さが目立っています。
杜けあきは今も端正な美しさです。
大浦みずきはシアタークリエの5月公演「この森で、天使はバスを降りた」にも出演予定でしたが、引き続き休演のため、こちらは同期の剣幸が代役のようです。

カーテンコールが何度も続きました。
最後はスーザンの恋人役の吉野圭吾に抱っこされた真琴つばさが客席に“バイ、バーイ ”と手を振ってお開きになりました。
袖に下がる時、吉野圭吾が「軽い!軽い!」と言っていました。

芸術座の跡地にできたシアタークリエは、おととし11月のオープンです。
東京宝塚劇場から工事中の様子を見ていましたが、舞台を観るのは今日が初めてです。
ホームページによると、20代から40代の女性の観客をターゲットにしていて、支配人もプロデューサーも全員女性だそうです。
男性客は1割くらいでしょうか。


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