月船さらら(82期)と出口結美子からなる演劇ユニットmetroの第3弾の公演です。
24日(月)19:00公演を神楽坂ディープラッツで2回目を観ました。
この日はアフタートークがありました。
登場したのは、metroの2人、演出の天願大介監督、譲治役の池下重大、痩せた男役の鴇巣直樹の5人でした。
天願監督は、原作が書かれたのは大正時代で、社会の状況も女性の地位も現在とはまったく違うことを意識しないと分かりにくいかもしれない。
月船さららは、舞台の3方向にお客さんがいてこの濃密な空間が気持ちいい、第4弾の舞台もできそう。
出口結美子が、これまで頭の中は予算と動員と物販のことだけで一杯だった、舞台のことはみんなにまかせきり、プロデューサーはすごく大変、と話していたのが実感がこもっていて印象的でした。
客席にはmetroの舞台ではお馴染みの?京極夏彦(妖怪研究家)さんがいました。
初日のアナウンス(出口結美子が口頭で)では上演時間は1時間45分でしたが、2時間近くに延びていました。この日は1時間50分というアナウンスでした。
天願監督が、今回、映画を編集するように場面を展開したと話していますが、舞台の時間の流れが前後しています。
キャストが演じる場面は時間が逆になっているようです。
また人形芝居の場面が何度か出てくるのですが、これは時間の順です。
人形芝居は天願監督の好みだそうです。
そういえば第2弾の「妹と油揚げ」でも操り人形が出てきました。
ストーリーは単調なので時間が前後しても分かりにくくはないのですが、2時間近い舞台は少し長すぎるように感じました。20日の感想はこちら。
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